30歳で私大職員に転職したkenseeです。
このブログでは、私大職員への転職を考えている方に向けた「転職のノウハウ」や「転職までの準備」などについて、ぼくの実体験をありのままに書いています。
このブログを始めたのは、大学職員への転職情報が全然ない中でもぼくと同じように大学職員への転職に挑戦される方への情報提供やサポートができればと考えたからです。 これまでたくさんの方からサポートの依頼やご相談をいただきました。少しでも何かのお役に立てればと思います!
さて、先日X(Twitter)でも書きましたが、大学に来て初めて面接官を担当しました!
先日大学に来て初めて面接官を経験しました!と言っても契約職員さんの面接だし、メインではなく小論文の内容だけを聞く担当でしたが…今まで面接を「受ける側」でしか発信してこなかったですが、色々と面接「する側」の視点にも気付けた(個人的な見解)ので、参考になればと思い以下記します。
— kensee@大学職員に転職|書類選考通過は100% (@kensee_tamago) March 10, 2024
とは言いつつも、契約職員さんの面接だし、メインの面接官(通常は3人ほどで面接を行う)ではなく、サブ的に小論文だけの内容を質問するという役目だったのですが、とても良い経験ができたと思っています。
これまでは面接を「受ける側」でしかありませんでしたし、「受けてみてどうだったのか」や「受けるためにどのような準備をしたのか」という観点でしかブログやnoteを書いてきませんでしたが、今回からは「面接する側」の視点でも少しは発信できればと思います!(もちろん守秘義務的なところは書けませんが…)
ですので、
▶︎面接官はどのような視点で何を見ている(評価している)のか
▶︎そのために受ける側はどのような準備をすればいいのか
の両面で理解をしていただければ嬉しいです!
大学職員の春公募(4月〜6月)がもうすぐスタートします。この時期が最も求人が多くなるので、大学職員を目指しておられる方は必ずチャレンジしましょう!
参考に、ぼくが使っていた転職サービスです。
*模擬面接で利用させてもらいました
面接官は何を評価しているのか?
まず、どのような採用試験でも「求める人物像」というものが存在します。これはほとんど全ての大学で公開していると思います。基本的には募集要項などに記載していますので、「その人物像と合致するか」を面接官としては見ていきます。
(△参考 京都産業大学HPより「求める人材」)
ぼくの大学では大きく6つの項目を評価しています。
- 主体性(何事にも自主的に対応できるか、主体的に時にはまわりを巻き込みながら進めることができるか)
- 行動力(何事にも最後まで成し遂げられるか、目標を設定し確実に進むことができるか)
- 課題発見力(現状を分析し課題や目標を明確にすることができるか、それを解決するための方法を考えることができるか)
- コミュニケーション能力(他人の意見にも耳を傾けることができるか、チームワークができるか)
- 向上心(チャレンジ精神を持って何事にも対処しようとする気持ちがあるか)
- ストレス耐性(ストレスの根源に対応するための対処法などがあるか)
このような評価ポイントを意識しながら、面接対策を行いましょう!
実は最も重要なのは・・・?
以上は面接を受けたことがある人なら何となく理解できるポイントだと思いますし、それらの評価基準に沿ってこれまでの経験やこれから担当したいことなどが質問されるので、準備もしやすいと思います。
ぼく自身が面接官を経験してみて分かったこと、それ以上に最も重要なのは「第一印象」です。
身だしなみや清潔感などはもちろんのこと、特に重要なのが「一番最初の質問への受け答え」です。
一番最初の質問といえば、ほぼ100%が自己PRや志望動機、自己紹介など皆さんが当たり前に準備しているべき内容です。その内容でつまづくと面接官の評価はほぼ最低となります。
もちろん最初の質問はほぼ全員が緊張している中でなので、うまく言えない、声が震えてしまった、などあると思いますが、最初の質問で躓くと後から挽回するのはかなりしんどいです。
ですので、何度も何度も練習し、最初の質問だけは必ずスラスラ答えられるようにしておきましょう。
内容もそうですが、面接官としては「表情」(きちんと相手の顔を見て話せるか)や「言葉遣い」(丁寧にハキハキと言えているか、敬語が使えているか)も見られているので、その点も意識しておきましょう!