30歳で私大職員に転職したkenseeです。
このブログでは、私大職員への転職を考えている方に向けた「転職のノウハウ」や「転職までの準備」などについて、ぼくの実体験をありのままに書いています。
このブログを始めたのは、大学職員への転職情報が全然ない中でもぼくと同じように大学職員への転職に挑戦される方への情報提供やサポートができればと考えたからです。
ブログを始めて、これまで毎月10名を超える方からサポートの依頼やご相談をいただきました。少しでも何かのお役に立てたら嬉しいです!ただ少し追いついておらず、お返事は順番にさせていただいてます!少々お待ちください
さて、今日はトレンドのテーマ「chatGPT」について書いてみました。
文字や画像を作ってしまう人工知能「chatGPT」を使って大学職員の志望動機って書けるのだろうか…?
もし書けるとしたら、「大学名」「やりたい仕事」「志望動機」と入力することでAIが自動で志望動機を生成??
そんなうまい話はないよな、、、と思いつつ、chatGPTで実際に作ってみました!
今回は青山学院大学を参考に作ってみたいと思います。
では、スタートです。
chatGPTとは何か?
ネットの膨大な情報を学習し、まるで人間のように会話ができるAI「ChatGPT」。
急速に利用者が爆増し、たった数ヶ月でユーザー数は世界で1億人を超えました。
「インターネットや携帯電話の発明に並ぶ革命だ」(ビル・ゲイツ)
「恐ろしくすごい。危険なほど強力なAIが現実味を帯びてきた」(イーロン・マスク)
様々な使い方に焦点が当たっていますが、「生成できる」AIがこうも身近に現れたことに驚きです。
AIといえば、株価、天気予報などの「予測」や、「偽物」など特定物を探し出す「探索」、データ整理などの「分析」など、挙げるとキリがないですが、基本的には人間の補助的な役割がこれまで多かったと思います。
生成型のAIはこれまでもあったのですが、一般ユーザーからは少し遠い(デザインの生成や学術論文を書くなど)存在だったと思います。
このchatGPTは誰でも気軽にAIと会話しながら文章を作ったり、プレゼン資料を作ったり、メールの文面を作ったりすることが可能です。
このchatGPTを使って小学生が読書感想文を書いたり、大学生が講義レポートを書いたりすることが問題となっています。(テクノロジーは悪なのか、ツールとして利活用できるリテラシーの評価をするべきか・・・)
今回は、こうした背景を踏まえて、あえてchatGPTで志望動機を書いてみました。
果たして、本当に良い志望動機が書けるのか、、、少しドキドキです!
chatGPTに質問(その1)
ここでは、青山学院大学を例にしてみます。
まずは志望動機を作るためにHPで基本的にはイチから調べる「大学の強み」「大学の弱み」を聞いてみました。
弱みに関しては、大学の評価基準に沿って書いて欲しかったので、その点も指定しておきます。
chatGPTに質問(その2)
その1の強み、弱みをベースにしながら、どのような経験や能力が必要か聞いてみます。
この辺りは割と具体的に答えてくれます。
方向性やつなぎ方は少し参考になるかも。。。
chatGPTが出した志望動機はこれ!
【志望理由書1】
私は青山学院大学に興味を持ち、専任職員としてのポジションに応募したいと思います。私がこのポジションに適任である理由として、以下の3点を挙げさせていただきます。
まず、私は経営学やビジネスに関する知識を持ち、企業経営や組織運営の経験があります。また、人材紹介会社や企業の人事部門での就職支援経験もあります。これらの経験を活かし、青山学院大学の経営や運営の改善に熱心に取り組み、大学の発展に貢献したいと考えています。
次に、私はキャリアカウンセラーの資格を持ち、キャリア教育や就職支援のノウハウを持っています。大学での就職支援やキャリア教育にも熱心に取り組み、学生のキャリア形成に寄与したいと考えています。
最後に、私は教育・研究にも熱心であり、大学教員としての経験もあります。研究分野での業績もあり、教育改革や研究の推進に熱心に取り組んできました。青山学院大学の教育や研究に貢献し、大学のさらなる発展に貢献したいという意欲を持っています。
以上の理由から、私は青山学院大学の専任職員として、経験やスキルを活かし、大学の発展に貢献したいと考えています。ご検討いただけますよう、お願い申し上げます。
【志望理由書2】
専任職員として青山学院大学に貢献したいと思い、このたび志望理由書を提出させていただきます。
私は、学生時代から青山学院大学の教育理念である「人間性豊かで、自主的に学ぶ能力を備えた人材の育成」に共感し、大学生活を送ってきました。その中で、講義やゼミナールでの学びだけでなく、様々なイベントや活動にも積極的に参加し、社会人として必要なスキルや知識を身につけることができました。
現在、私は青山学院大学の弱みである国際的なネットワークの不足を克服するため、留学経験を積むための奨学金を勉強中です。また、青山学院大学の求める人材になるため、人材紹介会社での就職支援経験を積み、キャリアカウンセラーの資格を取得する予定です。
そして、専任職員として青山学院大学に貢献するために、以下のような取り組みを行いたいと考えています。
・学生のアカデミックアドバイスの充実化:自主的に学ぶ能力を身につけることができるよう、学生の意欲を引き出すアドバイスを行い、自己実現に向けたキャリアプランを提案することで、学生の自己育成を支援したいと考えています。
・国際的なネットワークの拡充:留学生の受け入れ促進や、国際的なカリキュラムの拡充、海外の大学との交流を深めることで、グローバルな視野を持った人材の育成に取り組みたいと考えています。
以上のような取り組みを通じて、青山学院大学の課題解決に貢献し、学生の自己実現に向けた教育の充実化に貢献したいと考えております。このような志向に基づき、専任職員としての活躍を期待しております。
どうでしょうか?
正直、このレベルの志望動機はAIが作ったにしてはすごいと思いますが、書類選考を突破することはできないと思います。
前提条件が大学の強みと弱みしかインプットしていないのですが、この2つだけでももっと具体的な記述が欲しいと思いました。一般的な表現に終わってしまっているので、これでは書類選考で切られてしまいます。
結論としては、chatGPTを使いながら、大学の強みや弱みなどの大学の情報を調べるツールとして使いながら、具体的な内容や自分自身の経験、強みなどはやはり自分自身で志望動機として文章化するしかないと思います。
少ないチャンスをモノにするために、あらゆる手段とツールを使うべきですが、chatGPTだけに頼るのは良くないということがわかりました!
こうした先輩たちの事例を参考にしながら、自分の言葉で書いてみましょう!