30歳で私大職員に転職したkenseeです。
このブログでは、私大職員への転職を考えている方に向けた「転職のノウハウ」や「転職までの準備」などについて、ぼくの実体験をありのままに書いています。
ぼくがこのブログを始めたのは、大学職員への転職情報が全然ない中でもぼくと同じように大学職員への転職に挑戦される方への情報提供やサポートができればと考えたからです。
実際、ブログを始めて1年になりますが、これまでおよそ100名以上のたくさんの方からサポートの依頼やご相談をいただきました。少しでも何かのお役に立てればと思います。
2019年上半期は、ご相談いただいた方の中で立命館大学と同志社大学で最終選考あるいは内定の方が4名いらっしゃいます。
ぼく自身、大学職員として働きながら妻とせっせと2児の育児中でもあり、なかなかリアルタイムでのご相談・サポートはできないのですが、下記問い合わせやメールアドレスあてにご意見やご相談などご連絡いただければ必ず確認してお返事するようにしています。お気軽にどうぞ!
さて、大学職員になる最もポピュラーな方法は各大学がオープンに行う「公募」と言われる一般選考ですが、実はそれと同じくらい大学職員になるために重要なのが「転職エージェントを利用した非公開求人」での選考です。
▶︎転職エージェントって何?大学職員になるには転職エージェントが必要?
▶︎実際に関西大学と東京理科大学に転職エージェント経由の非公開求人で内定獲得
▶︎エージェントからの非公開求人オファーの具体例
さてそんな「無料」でしかも「面接対策」もやってくれる転職エージェントですが、あまりにもメリットが多い一方で、「転職エージェントに登録したけど大学の非公開求人が回ってこない」という困ったこともあるようです。
何名かの方から同じようなご相談をお受けしたので、このテーマについて記事を書いてみました。
▶︎参考にぼくが使っていた転職エージェントです。
⭐️パソナ
*平日・土曜日は日中だけでなく夜間も面談してくれます
*エージェントさんの人柄が良かったです
*模擬面接で利用させてもらいました
大学法人の求人は一般企業に比べてまだ少ない
そもそも大学法人が一般企業に比べて多くないため、いくら非公開求人の大学が多いといってもそこまで多くの求人が常に出ている状況ではないというのがまず前提です。
その上で、「求人のタイミング」と「候補者の優度」を知っておきましょう。
まず、大学の求人は、だいたい春(5月〜6月)と秋(10月〜11月)に多くなる印象です。
もちろん、大学によりますし、公募の場合はそれ以外でも行われていますが、ぼくが転職エージェントから紹介を受けたのが上記のタイミングが多かったです。
というか、上記のタイミング以外の案件はほぼ紹介がなかったので、求人のタイミングもあるのだろうと思います。
よってこれから大学職員を目指すという方は、次の秋募集(10月〜11月)に向けて今から転職エージェントに登録しておく、という動きになるかと思います。
もうひとつ、「候補者の優先順位」ですが、転職エージェントも労働者です。
彼らは「良い人材」を紹介する代わりに紹介料(収入)として、紹介した人の年収の何割かの報酬を得ます。
そのため、大学に紹介した人が「採用」か「不採用」かで何百万円もの報酬に差が出ます。当然ですが、エージェントは少しでも採用の可能性が高い候補者を大学に紹介しようとします。
大学法人の求人は少ないにも関わらず、多くの方が希望する人気業種になっているそうなので、この中から「優先度の高い候補者」として転職エージェントに認知してもらう必要があります。
生々しい話ですが、そもそもこうした前提を利用する前に知っておいていただく必要があると思い、ぼくが聞いた話ですがあえて書きました!
それでもエージェントに非公開求人を紹介してもらうためには
非公開求人にアクセスするために、ぼくが転職エージェントに対して行なった3つのことをご紹介します。
ぼくも登録してはじめの頃は、全く案件を紹介してもらえず苦労しました。
問い合わせても「現在は募集がない」と言われたり、「大学は今のところ扱っていない」などと言われた覚えがあります。(大手の◯クルートさんは対応が悪く利用をやめました)
☑️ 自分は大学職員に活かせるこのような経験をしたことがあることを伝える
☑️ もし内定があればすぐにでも入職を決める大学名を伝える
上記3つで何をアピールするかというと、
「私は、大学職員の業界研究についてここまで既にできています」(準備できてますアピール)
「前職などで大学職員に活かせるこのような業務経験をしています」(即戦力アピール)
「すぐにでも大学職員に転職する気がある」(本気度アピール)
ということです。
ちなみに3点目の大学名を伝える点は、もし仮に同じ大学でなくても、規模が同じくらいの同類大学の案件を紹介してくれることもあるので、伝えておいた方が良いと思います。
参考になれば嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。