こんばんは。
そろそろ大学にも人事異動の話・ウワサがちらほら流れ出す頃になってきました。
人事異動の噂話はなぜあんなに盛り上がるのでしょうかね。。。笑
そういう自分も、前職を含めて色んな人事の情報(◉◉さんが△△に異動するらしい)を入手しては「えー!」と驚いたり、「やっぱり…」と納得したりと一喜一憂しているうちの一人です。
さて、この記事では、大学職員の人事異動は、どんなものなのか、どのように決まっていくのかなどについて書きたいと思います。
週末ということで、軽い話題ですぐ読んでい頂ける内容です。
大学職員の人事異動は?
サイクルは、およそ2〜3年くらいが多いと思います。
長い人でも4年、5年です。
(同じ部署に5年目の先輩がいますが、ライン業務のほぼ全ての仕事をした事があることから、皆から辞書のような扱いを受けていらっしゃいます。)
で、この人事異動ですが、本当に大学には様々な仕事があります。
法人本部から教務、施設管理などなど(大学の仕事内容はこちら)ですが、例えば、法人本部で法人の財政に関する仕事をしていた人が、ある日急に、教務での学生のカリキュラムの対応をするということもあり得ます。
本当に、民間企業でしたら「会社が変わる」くらい分野や仕事内容が違ってきます。
これを2〜3年で繰り返すので、慣れる頃には次の職場に異動するということがほとんどです。
人事はどうやって決まるのか
これは人事担当者でしか分かりませんが、人事採用経験のある友人に聞いてみたところ「パズルゲーム」のようなものだと教えてくれました。
「Aさんはこういう強みがある、上司からの評価もこれくらい、じゃあこの部署に」
「(そこにいたBさんは)Aさんが異動してくるので、Bさんは子育てもあるし、ではこの部署に」
「(そこにいたCさんは)Bさんが異動してくるので・・・」(以下続く)
というような感じだそうです。
単なるパズルゲームであれば簡単ですが、そこに各部署の意向や役員などの意向も入るとさらに複雑怪奇なパズルゲームとなり、面倒で本当に泣けてくるみたいです。。。
ぼくたち「動かされる側」は、この仕組みを理解することは難しそうですね。
2〜3年って短すぎない?
これは皆さんもお感じになったのではないかと思います。
せっかく頑張って覚えた仕事、うまく行き始めた仕事を最後までやり遂げられないこともあり、大学職員のノウハウや技能がアップしないのではないでしょうか。
○平成26年2月12日 中央教育審議会大学分科会「大学のガバナンス改革の推進について」(審議まとめ)では、
(事務職員の高度化による教職協働の実現) ◯ 今後,各大学による一層の改革が求められる中,事務職員が教員と対等な立場での「教職協働」によって大学運営に参画することが重 要であり,企画力・コミュニケーション力・語学力の向上,人事評価に応じた処遇,キャリアパスの構築等についてより組織的・計画的に 実行していくことが求められる。例えば,国内外の他大学,大学団体,行政機関,独立行政法人,企業等での勤務経験を通じて幅広い 視野を育成することや,社会人学生として大学院等で専門性を向上させることを積極的に推進すべきである。 |
という意見が国でもまとめられています。
そのせいもあってか、「専門性」を意識した人事、人材育成も導入され始めている大学もあると聞きます。
ぼくたちの人事はどうなるのでしょうか。
今後に期待です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!