大学職員の面接で転職組が絶対に聞かれる質問シリーズ「なぜ大学職員になりたいのか?」

なぜ大学職員なのか…

んー、(ホンネは)高給そう!楽そうだから!という動機の方も、そのまま面接で話すと絶対落ちますよね(笑)
転職組が必ず聞かれる質問の定番「なぜ大学職員なの?」について、質問の趣旨と対策を書いていきたいと思います。

この質問は、「大学職員の面接で100%聞かれる質問」です。

絶対に的確に答えられるように対策をしておきましょう!

 

 

 

大学側が聞きたいこと


大学が「なぜ大学職員になりたいのか」という質問をしてくるのは、「楽そう」「給料もそこそこ良さそう」「安定感ありそう」という世間のイメージで大学職員を志望してくることを大学も前提に考えており、その本気度を見るものです。

具体的には、「なぜ大学職員になりたいの?」という質問は、
大学職員を目指したきっかけ・動機数ある大学の中でも、なぜウチの大学?という2つの意味を聞いており、この2点に明確に答える必要があると考えましょう。

ホンネの部分(楽して高い給料をもらいたい)はみんな同じなので、
いかに面接官を納得させる理屈を言えるかです。
ポイントをしっかり理解して準備しておけば、きちんと回答できる内容です。

 

「大学職員を目指したきっかけ・動機」


まず、「大学職員を目指したきっかけ・動機」では、民間企業など大学以外に勤務していた人が、「なぜ(あえて)大学職員を第二の仕事で選んだのか?」という理由を具体的に説明していく必要があります。

これは正直、10人いれば10通りの理由や動機がありますが、大きくは以下の3つのカテゴリーに分類されると思います。

 

⑴教育関係に携わりたい(人の成長に関わる仕事がしたい)

 ・塾や学校の教師をしていた

 ・学生時代に教育学部など教育を学問として勉強していた


⑵大学に恩返しがしたい

 ・学生時代に、大学職員にとてもお世話になったことがある
  (学生活動やキャリア教育、就職サポートなど)

 ・学祭など運営面で大学職員と一緒に何かを成し遂げた


⑶教員や学生をサポートする裏方仕事に興味がある

 ・公務員など同じような裏方経験をしたことがある

 ・ボランティアなど社会奉仕をこれまで続けてきた

 

「なぜウチの大学を選んだのか?」


この問いに対しては、しっかりと情報収集しておく必要があります。

正直、なぜウチの大学?と聞かれても…出身校である方は答えやすいですが、それ以外の方は、「んー・・・なんとなく?」となりがちですよね。

出身校だから!という理由も、理由のようで実は理由になっていないですし、しっかり「動機」を述べる必要があります。

情報収集は、各大学のホームページをチェックしましょう!
ただ何となく見ておけばいいのではなく、情報を探す「コツ」を押さえておきましょう。


特色ある仕事探し その① 大学の中期計画

大学では、ここ数年で力を入れていく分野に特に絞って、中期計画やプランなるものを作っています。

これはどの大学でも同じですが、例えば、立命館大学の例をみていきます。

R2020 | 立命館大学

要するに、立命館大学の2020年に向けた姿(将来の目標)を記載したものです。

例えば、その中の「基本指針」では、「知の創造拠点の形成」という項目があります。

『アジアを中心に世界各地から研究者が集い、グローバルな課題の解決に向けて、自然科学・人文科学・社会科学各分野の発展や学際的研究、国際共同研究、大学院生の育成と連動した研究活動などを積極的に推進する知の創造拠点を形成します。そして、最先端の研究成果に触れることで、学生・生徒・児童が知的好奇心や幅広い教養、知識を育んでいく学園をめざします。』

と記載されています。

こうした方針を見て「方向性に賛同した」=「志望した理由」になります。
これを元に大学職員の志望動機を作ることもできます。

例えば、上記の例でいきますと、

「立命館大学は、R2020において、グローバルな課題の解決に向けた自然科学・人文科学・社会科学等の融合的発展研究や、学生のさらなる学びの創造拠点の形成を進めておられ、そのような特色ある取組に強く惹かれました」

というように、この計画のキーワードをたっぷり使うと良いでしょう。
大学のベクトルと自身の志望動機(ベクトル)を合わせます。

 

特色ある仕事探し その② 先輩職員の紹介

もう少し具体的に考えたい場合は、「先輩職員の仕事紹介」のページから探すのが良いでしょう。

VOICE – Beyond Borders – 学校法人立命館 職員採用情報

 

先輩職員の仕事は、やはりその大学での「華のある」仕事が紹介されているケースが多く、受ける側としても、「この仕事をやりたい!」と言いやすいものが揃っています。

ぜひ一度、ご覧になっていただければと思います。

 

データを押さえておく

「その大学を選んだ理由」が固まってきたら、今度はその内容の「裏づけ」を用意しておきましょう。

方法は簡単です。こちらもホームページで公開している大学が多いです。

数字で見る立命館 – 立命館について – 立命館大学新卒採用サイト

このページをご覧ください。

これはありとあらゆる立命館大学のデータが掲載されています。

例えば、産学連携をテーマにした志望動機の場合だと、
立命館大学は産学連携はどれくらい活発にしているのか、というところを押さえておきます。

ページの中で、

「平成28年度 大学等における産学連携等実施状況について」の「民間企業からの受託研究実施件数」において、立命館大学が全国2位(件数248件)となりました。

と記載があり、産学連携の取り組みも非常に進んでいるんだということが分かります。

 

 

受験生向けのページも参考になる


実は意外に使えるのが受験生向けのページです。
https://www.waseda.jp/inst/admission/

受験生向けにわかりやすく、大学の特徴であったり、学生のコメントなど充実しています。
ぼくも面接前に眺めていました。

 

いかがでしたか。

絶対に聞かれる質問は、しっかり準備をすれば、面接官の印象をグッとつかむ事ができますよ!

 

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