30歳で私大職員に転職したkenseeです。
このブログでは、私大職員への転職を考えている方に向けた「転職のノウハウ」や「転職までの準備」などについて、ぼくの実体験をありのままに書いています。
このブログを始めたのは、大学職員への転職情報が全然ない中でもぼくと同じように大学職員への転職に挑戦される方への情報提供やサポートができればと考えたからです。
ブログを始めてもうすぐ1年になりますが、これまでたくさんの方からご相談やご質問をいただきました。
その中でも特に多いのが、「大学職員に求められている人材のスペック」に関するものです。
▶︎大学職員に転職できる人の3つの特徴とは?
ぼく自身の前職が日本を代表する大手大企業でもなく、TOEICをはじめ語学やパソコンスキルもないのですが、「大学職員に求められるスペック」や「大学職員として活かせる経験や能力」について何が必要なのか・何が求められているのかは正直なところ選考を受ける側としてとても気になると思います。
ただ、大学がマイナビ等で公表している「求める人材像」などはとても抽象的すぎて、ぶっちゃけどのような人材が本当に求められているのか不明確でわかりません。
でも受ける側としてはそこが事前に知りたいんです!!
そうした「大学職員に求められる能力・専門性・経験」を大学側が公式見解出してくれていないかなと色々な大学の人事制度等のページを拝見していましたところ、なんと早稲田大学が公式見解を出していました!さすが早稲田!
中身をこれから書いていきますが、早稲田大学が目指している大学職員の姿・求められる能力等は、もちろんですが正直どこの大学でも求められるものです。
しかもかなり具体的に書かれていて、志望動機や自己PRを作成する中でのキーワードの選定などにも十分活用できると感じました。
これから大学職員を目指す方の活用ツールとしてお役立て頂ければ嬉しいです。
それではスタートです。
職員に求められる能力・専門性・経験
早稲田大学のホームページをご覧いただくと、人材育成のページが出てきます。
このページでは、
▶︎ 早稲田大学職員人材育成行動指針・SDプログラム開発方針
▶︎ 職員に求められる能力、専門性等について 👈重要!
▶︎ 人材育成イメージ
について記載されていますが、特に重要なのは2つ目の項目「職員に求められる能力、専門性等について」です。
職員に求められる能力とは?
上記ページリンクをクリックするとこの資料(PDF)が出てきます。
すごいですよね。
これ見たときは面接の評価シートかなとも思いました。
大学の公式見解として「大学職員に求められる能力」がキーワードとともにまとめられています。
書類選考あるいは面接でなかなか次に進めない方もいらっしゃると思います。
まずは、この資料をご覧いただき、ご自身のPRが大学職員として求められている能力とマッチしているかをご確認してみてください。
その上で、この資料を用いながら、大学職員に求められる自己PRの作成につなげることができます。
例えば、
「自分はコミュニケーション能力をPRしたい」
▼
「資料によると大学職員に求められるコミュニケーション能力は”相手の意図を的確に理解するとともに、自分の意図を相手にわかりやすく伝達する能力”だ」
▼
「こうした観点から自分自身の経験やエピソードを探してみる」
求められる能力や経験は様々ですが、要するに
❶大学職員に求められている能力かどうか
❷その能力を具体的に示すエピソードや経験談がマッチしているか
の2点をこの資料を活用しながら考えることができると、グッと大学職員のPRとして近くなりますね!
職員に求められる役割とは?
次に職員に求められる役割です。
これは、大学職員はその職務上、どうしても教員との役割分担をせざるを得ません。
その場合、「それは本当に大学職員の仕事なのか?」というポイントで考えていく必要があります。
例えば、
「これまでの経験で営業をやってきたのでその経験を活かして学生リクルートをやりたい」
「広報マーケティング会社での経験から大学の広報に携わりたい」
など、ご自身の経験をベースに、大学職員としての仕事に合わせていくことが多いと思います。
その場合、「本当に大学職員に求められている仕事なのか?」という疑問がわきます。
大学職員として求められる仕事は何か、ご自身の経験された仕事・専門性が、大学職員としてどのような仕事に活かせるのか迷った際は、ぜひこの資料を活用してみましょう。
こちらも非常に細分化して記載してあります。
キーワードとして面接シートに加えるだけでも良いと思います。
▶︎自己PRの作成についてはこちらの記事もご参照ください
最後までお読みいただき、ありがとうございました!