「これまで英語の勉強はどの程度やってきましたか?」
「グローバル化の波に大学はどう対応すべきだと思いますか?」
大学職員の面接では、あらゆる大学において「グローバル化」がキーワードの質問が飛んできます。
転職組であればなおさらです。社会人の経験などの質問では、
「海外との競争や協力」に関する自身の経験、考えが話題になりました。
ぼくも何度このテーマで面接官から細かい質問を受けたことか・・・
また、大学でも「グローバル化」の動きは以前にも増して本格化してきています。
英語教育、留学生、外国人教員など、学生が将来社会に出た時、
国境を越えたグローバルな舞台で活躍できる人材の育成が求められています。
そんな中、
「大学職員」はこのグローバル化の波にどう対応すれば良いのでしょうか?
この記事は、そんな疑問の解決につながればと思い、自身の面接での経験も踏まえながら書きました。
「大学のグローバル化の今」をわかりやすく事例で解説し、グローバル化の波に応える職員についてぼくなりの考えをまとめてみました。
この記事を読んでいただければ、「グローバル化」に対応するための大学職員像が見えてきますよ!
大学のグローバル化の現状は?先進的な取り組みの事例を紹介
全授業が英語!最も実践的な取り組みを進める「国際教養大学」
秋田県にある公立大学です。
学部は「国際教養学部」のみで、すべての授業がなんと英語で行われています。
ホームページによると、
学生は1年間、特定のテーマのもと集まった日本人学生と留学生とがハウス(学生宿舎)で共同生活をしながら学習活動に取り組んでいるとのこと。
また、全ての学生が1年間の海外留学が必須となっているなど、グローバル教育の最先端を走る大学です。
そのため、就職でも非常に良い成果が出ているようで、
「有名企業400社への実就職率が高いランキング」でも3位にランクインしています。
学生の半数が留学生?!日本にいながら留学した効果が期待できる「立命館アジア太平洋大学」
立命館は京都に法人本部がありますが、立命館が運営するグローバルに特化した「立命館アジア太平洋大学」です。大分県にキャンパスがあります。
なんと、学生の半数が留学生です。
(2018年データでは世界89カ国から約3000人の留学生)
また、こちらも日本人学生と留学生がともに生活をする寮があり、生活と密接した多言語学習を進めています。
理系もグローバル!「グローバル理工人」を育成する東京工業大学
グローバルや留学は、決して文系だけの話ではありません。
日本の技術力は世界中の国や企業で活用され、日本人の理系技術者がグローバルに活躍しています。
そのため、東京工業大学では、2013年に「グローバル理工人育成コース」を開設。
初級~上級まであり、英語力・コミュニケーション能力や国際共同研究基礎力までを学ぶ講座となっています。
さらに、留学や海外企業へのインターンシップを通じて、国際社会で活躍するための知識や発想力を養うこととしており、ますますの日本人技術者が世界で活躍することが期待されます。
“グローバル化”に応えるための大学職員になるには
これからの時代は大学職員にも英語が求められる時代になってくると思います。
大学職員に英語能力が求められる大学もあります。
⭐️早稲田大学は筆記試験で英語で自己紹介あります
ここからは面接の話をしますが、
ぼくのように大学受験レベルの英語以外、何もやってこなかった人間でも
大学職員に転職できているので安心してください。
これまで英語をやって来なかった人は、面接では「なぜ?」と聞かれます。
グローバル化の波が押し寄せている中、今までできなかった英語をこれからは英語を武器に使いこなせるよう現在〜〜〜に取り組むなど努力をしています。
というように、将来に向けて今努力していることを面接ではアピールすると良いと思います。
実際に、ぼくもほどんどの大学で「英語はやってこなかったのか?」という質問を受けましたが、上記のような回答で乗り切りました。
最後に、きちんとTOEICなどの勉強時間がなかったぼくでも、これだけはやっておいた方がいいと思った教材をご紹介します。
参考にしていただければと思います。