30歳で私大職員に転職したkenseeです。
このサイトでは、私大職員への転職を考えている方に向けた「転職のノウハウ」や「転職までの準備」などについて、ぼくの実体験をありのままに書いています。
大学職員の面接でも多くの大学が導入している「グループディスカッション(GD)」ですが、転職組の方々はなかなか対策する時間がないですよね。
ぼくは、選考でGDをしたのが大卒時の就職活動時以来だったので、当日はヒヤヒヤしました…
この記事では、大学職員のGDでは何をPRすべきか、手軽にできる対策方法についてまとめてみました。
これから選考を受ける方の参考になれば嬉しいです!
グループディスカッションのおさらい
GDについて基本的な項目をおさらいしておきます。
まず、大学職員のGDは、ぼくの経験上ですが、4〜5名で行うケースが多かったです。
テーマは大学に関することがほとんどですが、時事と絡んでいることが多いです。
(例)大学職員の仕事がAIに代替される可能性に触れ、大学職員が大学にどう貢献できるか意見をまとめよ
グループで役割分担を決めます。
「リーダー(司会)」「タイムキーパー」「書記」「サブリーダー(発表者)」の4つが主です。
ぼくはリーダーかサブリーダーをする事が多かったです。
理由は、「実務上の会議の場面とGDを比べたとき、タイムキーパーと書記は実務上ほとんど置かれない」からです。
こうした役割は、GDの評価にも直結します。
実際の仕事で、タイムキーパーなる人がいるでしょうか。いませんよね。
書記は委員会などで置かれるケースはありますが、「メモするだけ」なのでGDの場合、その役割をうまくPRには至難の技です。
流れは、
自己紹介 ➡️ 役割分担 ➡️ 時間配分の決定 ➡️ 議論 ➡️ アイデア整理 ➡️ まとめ
がオーソドックスです。
注意しなければならないのは、必ず下記のような人が1人はいることを前提にしておきましょう。
・全くGDをやったことがない(知らない)人がいる
・「否定ばかりする」「議論に参加しない(できない)」問題ありの人がいる
・やる気に満ち溢れている(情熱系の)人がいる =話が必ず脱線する、時間オーバー
この場合、上記の人がリーダーをやってしまうと議論ができず終わってしまい最悪なので、この場合は仕方なくご自身がリーダーをするようにした方がいいです。
評価ポイントは何か?
このように面接と異なってGDは様々なポイントから評価されます。
例えば、小さなところでは、「マナー」です。意外と盲点です。
つまらないことかもしれませんが、チェックされている(らしい)のは、
「髪の毛をいじる」「貧乏ゆすり」「足を組んだり腕を組んだりする」などの「クセ」です。GDも面接ですからこれらは基本的にタブーです。
会社勤めされている方であれば、日常の会議と同じにならないよう、これらのクセが出ないように気をつけましょう。
大学職員のGDでの評価ポイントは、「協調性」と「論理的思考力」の2点が重要視されていると思われます。
理由について書きます。
「協調性」は、大学ではかなり優先度の高い能力だと思います。
教員や学生、企業の方など「他者と一緒に進めていく仕事」が多いため、気配りも含めて協調性がないと仕事になりません。
コミュニケーション能力と言い換えても良いかもしれません。
GDでは、個々の活躍ぶりも去ることながら、「チームとしてどのように議論がまとまったか」「議論にどう貢献できたか」などのチーム力も評価されることから、このような視点で評価されていることを意識しておきましょう。
例えば、ぼくがやっていたのは、議論に入ってない人がいれば「◯◯さんはどう思いますか?」と話しやすいように振ってあげたり、「今まで出た〜〜という意見について、〜〜という状況を踏まえると〜〜も検討を進めるべきでしょうか」など適度に議論を区切って(まとめながら)意見が出やすいようにしていました。
もうひとつ「論理的思考力」は、一貫して筋が通った考え方ができているかどうかです。
よくあるのは、GDでも議論していくうちに、Aと考えていたけれどやっぱりBだな、というように議論の方向性も変わっていくことがあります。
ここで重要なのは、議論で意見が変わることはいいのですが、「他人の意見に流されている」人が多いということ。
仕事では、「なぜその考えに至ったのか、その経緯を論理的に説明する」場面が多々あります。
チームワーク、協調性も大事ですが、流されてしまわないように意識しておくことが重要だと思います。
今すぐにできる対策方法は?
対策をするとしないのでは「大きな差」が見えてしまうのがGDです。
上記のようなポイントを頭に入れておくだけでも違うと思います。
テーマは事前発表されれば、そのテーマに対して知識を入れ込んでGDに臨むことができますが、ほとんどの場合は当日その場で発表されると思います。
しっかりやっておくべきことは「情報収集」です。
選考を受ける大学のホームページで基本的な情報(学生数や特色など)は押さえておくべきです。
少し余裕があれば、書籍をご覧になっておくと心構えも含めて相当に余裕が出ます。
参考にぼくの読んでいた本をご紹介しておきたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。