転職エージェントに聞いてみた。2020年以降の大学職員採用数の見通しは?

30歳で私大職員に転職したkenseeです。

このブログでは、私大職員への転職を考えている方に向けた「転職のノウハウ」や「転職までの準備」などについて、ぼくの実体験をありのままに書いています。

このブログを始めたのは、大学職員への転職情報が全然ない中でもぼくと同じように大学職員への転職に挑戦される方への情報提供やサポートができればと考えたからです。

実際、ブログを始めて1年半くらいになりますが、これまで100名以上のたくさんの方からサポートの依頼やご相談をいただきました。
志望動機や自己PRなど選考書類の添削も自分の時間の許す限りですがやってますので、もしご要望があればお気軽にどうぞ!

さて、コロナですが大学の運営・日々の業務にもかなり影響が出てますね。

主催イベントの中止や、4月からの新学期開始を遅らせるなど、イレギュラーなことがこれからも特に多くなりそうです。

さて気になるのはコロナの影響が「大学職員の求人にどれだけ影響を与えるのか」という問題です。

たまたま、ぼくが転職活動時にお世話になった転職エージェントと少し話をする機会があり、コロナの影響は大学の求人にどこまで影響が出るのか、2020年度以降の見通しなどについて聞いてみました。

民間企業では採用取消などの動きが残念ながら出てきています。

そんな不況入りか…と言われているタイミングで、転職市場で人気が出るのはお堅い安定の大企業や、「安定志向」のど真ん中である大学や公務員でしょうか。

色々な憶測が出ている中で、「大学職員の採用数は景気に左右されるのか」について、転職エージェントさん個人としての見解を色々聞いてみましたので、今年以降もチャレンジしようと考えている方はぜひご参考にしてみてください。

ちなみに、ぼくが使っていた転職サービスです。全て無料ですので、まずは登録して試してみましょう!(今回話を聞いたのはパソナの転職エージェントです)

 

⭐️DODA


*大手大学だけでなく、中規模・小規模大学にも対応してくれます
*最近の大学職員への転職で最も利用が多いエージェントらしい

 

⭐️パソナ

*平日・土曜日は日中だけでなく夜間も面談してくれます
*エージェントさんの人柄が良かったです

 
 
 

大学職員の求人はどうなるのか?


 
ぼく:
最近は景気が怪しくなってきました。採用内定取り消しなど嫌な雰囲気もありますが、大学職員の採用数もやっぱり減っていくのでしょうか?
 
エージェント:
結論から言うと、2020年度以降も「今年と同程度」は採用を確保するのがトレンドと見ています。
というのも、景気後退とは言われていますが、学生数が極端に減ったわけでも何でもないので、大学にとってはコロナの影響は法人経営に直結するほど大きくないというのが大学側の採用担当者からの声として多かったです。
多くの大学が、2021年採用も今年と同程度を確保されるのではないでしょうか。
 
ぼく:
「大学の経営は景気と連動しますか?」という質問をよく頂くのですが、どう思われますか?
 
エージェント:
連動するかしないかと言えば、連動しますね(笑)
一般的に、好景気だと東京の私立大学、不景気だと地方の国公立大学が高校生の進路として人気になります。
つまり、学生の進路に変化があると受験料や入学金収入など大学の経営にも影響は出てきます。
 
ぼく:
好景気だと首都圏、不景気だと地方に学生が集まるのはどうしてですか?
 
エージェント:
「大学=その後の就職先」をリンクして考えることが多いからと言われています。
かつて「就職氷河期」といわれた2000年3月の大卒就職率が91.9%でした。
最近の最も良かった2018年3月の大卒就職率は98%です。
新卒大学生の就職は卒業時に好景気か不景気かにより、大きな影響を受けることがわかります。
 
そのような理由もあり、好景気になると、都心部にキャンパスを置く大手私立大学の人気が高くなる傾向があります。
東京都心には東証1部上場の大企業本社が多く、就職活動の情報収集やOB・OG訪問など、なにかと就職に有利といわれることがその要因のひとつみたいです。

好景気では、親の給与水準が高くなるため、高額な学費や、生活費の仕送りなどの余裕が生まれることも、都市部の私立大学人気が高まる理由の一つです。

ですが、リーマンショック時の不景気の時代などは、民間企業の求人が激減し、都市部の私大人気に陰りが見えました。上記と全く逆の理由になります。

一方で、地方公務員など安定職種の就職に有利とされる地元の国公立大学が注目されやすくなります。バブル破綻後の2000年代前半や2008年のリーマンショック後の数年間は、地方、国公立、理系志向が鮮明になったと言われています。

 
ぼく:
なるほど。では、国公立大学の人気=私立大学の不人気による経営悪化になってしまうのでしょうか?
 
エージェント:
そう簡単にも言えません。まだ景気後退かどうかにも疑問がありますし、仮に景気が後退しても、すぐに上記のような転換が起こるとは考えにくく、私立大学の経営悪化に直結するとはどこの大学も見ていませんね。
ある程度、受験者数や入学者数は、前年等の統計データと比較して予想が可能であるため、大学の経営は安定して見通せることができます。
ただ、企業からの共同研究や寄付金など、大学の経営には民間企業からの資金も不可欠ですが、こうした収入が減少する可能性はあります。
 
ぼく:
なるほど。経済はなかなか見通せないので、今後は「大学選び」というのも必要になりそうですね。
 
エージェント:
おっしゃる通りです。
早慶や関関同立など、大手と言われる私立大学は、これくらいの影響では経営的に問題ありませんが、小規模大学などは厳しくなるかもしれません。
 
 
 

ポイントは「大学選び」


 
こうした理由から、今後は「大学選び」がより一層重要になってくると思われます。
通常、大手私立大学は志望者も多く、今後はさらに倍率が高くなる可能性もあります。
 
ですので、より一層の対策が必要になってきますので、”効率的に“準備を進めましょう!
 
この週末はコロナの影響もあり、関東に限らず全国的に外出自粛が求められています。
こういう時は家にこもって転職活動を進めましょう!
 
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最後までお読みいただきありがとうございました!

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