30歳で私大職員に転職したkenseeです。
このブログでは、私大職員への転職を考えている方に向けた「転職のノウハウ」や「転職までの準備」などについて、ぼくの実体験をありのままに書いています。
このブログを始めたのは、大学職員への転職情報が全然ない中でもぼくと同じように大学職員への転職に挑戦される方への情報提供やサポートができればと考えたからです。
ブログを始めて2年くらいになりますが、これまでたくさんの方々から転職に関するご相談やご質問をいただきました。少しでも何かのお役に立てればと思います。
ぼく自身は、2児の育児中のため、なかなかリアルタイムでのご相談・サポートは難しいかもしれませんが、下記問い合わせやTwitter のDMあてにご連絡いただければ必ず確認してお返事するようにしています。お気軽にどうぞ!
さて、今年もはや12月、もうすぐ年末です。2020年は本当に激動の年でした。
ぼく自身も大学職員になって初めての異動を経験したりと、なかなか一瞬で時間が過ぎ去っていった気がします。。。
なんと言っても「コロナ」一色だったこの1年。
色々な意味で「大学で学ぶ意味とは?」が改めて問われている気がします。
ご覧になった方も多いかもしれませんが、9月号大学時報は「コロナ禍における大学の取組」面接ネタとして必読のテーマですね。https://t.co/JhaX1VIXda
これから大学職員となる方は知っておくべき、コロナ対応で大学がどのようなことをしているのか(しようとしているか)わかりやすくまとまってます— kensee@大学職員に転職|書類選考通過は100% (@kensee_tamago) October 11, 2020
もちろんですが、大学職員の選考・面接においても
「コロナに大学はどう立ち向かうべきか」
「Withコロナ・afterコロナの大学における授業のあり方は」
などなど、コロナ関連の質問は多く聞かれています。
(2020年前半に大学職員の選考を受けられた方々による)
そんな中、
見事に早稲田大学と慶應義塾に内定の2人(早稲田内定:Aさん・慶応内定:Bさん)に「なぜ大学職員になったのか」という根本的なテーマから、最難関の早慶に内定できたポイントをたっぷりに語ってもらいました!
ぼく自身は関西在住ということもあり、お二人同時にお会いして時間を取っていただくのが難しかったので、AさんはZOOMでのインタビュー形式に、Bさんはテキストでのアンケートで回答をいただきました。
これから大学職員を目指す方、あるいはなかなか次の選考に進めなくて困っている方の「次のステップ」のきっかけになればと思います!
それでは、スタートです!
「内定の秘訣=エントリーシート通過の秘訣」とは何か
A:正直、こんなに大変だとは思っていませんでした。私自身は仕事をしながらの転職活動でしたが、エントリーシートが全然通過しませんでした。実は昨年から少しずつ気になる大学を受けたりはしていたのですが、昨年エントリーシートを通過したのは2、3大学しかありませんでした。
ぼく:エントリーシートで苦戦されている方は多いと思いますので、もう少し掘り下げて聞かせてください。エントリーシートがなかなか通過しなかったところで言うと、なぜだったとお考えですか?
A:私の考える志望動機は、「◯◯大学は母校だから」「◯◯大学は〜〜の分野で先駆的な取り組みをしているから」などでしたが、これらは志望動機ではなく、きっかけでしかないということです。これはkenseeさんにも確か言われたような気がします。ですから、昨年と今年で志望動機などの構成を全て考え直しました。
ぼく:ぼくもブログをご覧頂いた方から「志望動機を添削してほしい」という依頼を多分100人以上は見させてもらいましたが、「きっかけ」で終わっている志望動機が本当に多いです。半分以上そうかなと思います。
A:私自身も昨年まではそうでした。「母校だから」では「もし違う大学が母校だったらそっちを受けたのか」という問いかけに反応できません。こうした点からもう一度、志望動機を練り直すことにしました。
ぼく:大切なポイントですね。具体的にどのように練り直しをされたのか教えていただけますか。
A:まず、自分のPR・強みのポイントをもう一度整理しました。
ぼく:志望動機ですが「自己PR」から入ったのですね。なぜでしょうか?
A:実は志望動機と自己PRは一体で考えた方がすごくシンプルでスムーズでした。私の場合は、PRにおいて研究者の支援などがテーマとしてあげたいと考えていました。
ぼく:そうですね、その流れは僕もブログで書かせてもらっています。他に気をつけた点はありますか?
ぼく:ぼくは大学の中長期計画や大学評価、学長の挨拶などをまずは見てくださいとブログなどで書いています。これはまず「森」を見て全体像を把握してから、本当に興味のある分野、自分に近い分野の「木」を探していきましょうという趣旨です。そういう意味では全体像が把握できる大学の中長期計画などは探しやすいと思います。最初から全体をくまなく探すのはお仕事されながらの転職活動中の方は時間的にも無理もありますし。。。
A:私も同じ考えです。同感です。最初は私も「WASEDA VISION150」を読みました。そこから細かい分野に枝分かれしていきますが、「自分の長所とリンクする取り組みはどれかな」と考えつつ、色々な大学の取り組みをサーチしました。調べだすと面白くて止まらなくなり、特に面接前日などはぼーっと2時間くらい大学ホームページを眺めたりしていましたね(笑)
ぼく:最後に、ズバリ合格の秘訣を教えてください。
A:まずは「書類選考」に全力を注ぐことです。なんといってもESが通過しなければ何も始まりません。私もそうでしたが、当初転職活動を始めた時は、本当にESを通過するレベルにないのかな・・・とかなりショックを受けていました。3校か4校くらい連続で落ち続けた時は本当に転職活動を諦めかけました。ですが、ESが通過するようになるとやっぱり「自信」が出ます。ESを通過するようになるには、上記のような書き方を再構築しつつも、kenseeさんのブログやnoteなどを読んでポイントを理解しつつ、自分自身の強みをサーチ、大学の強みのサーチの両方を「丁寧に」やったところが、結局は内定の一番の近道だったのかなと思っています。
ぼく:貴重な経験談のお話、とても参考になりました。ありがとうございました!また機会を見て第二弾もお願いします!
「大学職員になりたい人が必ず書けるようになるべき小論文」
Bさんは時間の都合でインタビューができなかったので、メールでのQ &A方式でご回答をいただきました。
Q1.なぜ大学職員を目指そうと思ったのか。大学職員になろうと思ったきっかけ。
Q2.志望動機や自己PRの作成にあたり、参考にしたサイト・ページなど。
Q3.内定を得るまでに数々の選考を受けた際、一番心掛けたこと。
Q4.ズバリ内定を得られた一番の要因やポイント、対策方法など。
Q5.大学職員に内定して感じたこと。
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枠内の慶應義塾大学に関連するワードから3点を選択し、その3点を踏まえて、「本学が抱える問題や課題をどのように解決していくべきか」そして「その問題や課題解決のために自身の経験をどのように活かすか」について800字以内で記述せよ。
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