ポスドク(若手研究者)の行く末。博士になったのに居場所がない研究者の話

こんばんは。

30歳で私大職員に転職したkenseeです。

このサイトでは、私大職員への転職を考えている方に向けた「転職のノウハウ」や「転職までの準備」などについて、ぼくの実体験をありのままに書いています。

今日は、大学業界ネタを書きたいと思います。

先日、久々に大学時代の友人(大学で研究者)と会いました。

彼は、研究者として頑張る一方で、
せっかく大学院までいって研究者を続けてきたけどもう限界!
という大学職員としては身の引き締まる話も聞くことができましたので、
この記事では、そんな研究者のつらーい話を書きたいと思います。

 

現在、様々なところで「大学のポストがない」という話が聞かれます。

これは、国立も私立も運営費の削減等によって「准教授」以下の研究職ポストがどんどん削減されており、研究もマネジメントもうまく回らなくなってきているところもあります。
(これまで助教や准教授がやっていた実験のサポートや準備など形の見えないところで弊害が起き始めているとのこと。もちろん教授もさらに忙しくなる)

一方で、研究者自体は増えており、いわゆる「ポスドク」(博士研究員の略称で、博士(ドクター)取得後、期間限定の研究者として研究室の研究を支えること)が増えています。

ポストが少なくなるということは、大学院を出て研究職(いずれは教授)を目指すぞ!という人が、いつまでも定職である「准教授」や「教授」のポジションに就くことができなくなる/その可能性が少なくなることを意味しています。

ぼくの友人は、大学・大学院で物理工学を研究していました。

大学院を卒業後、研究者を目指したいとのことで他大学のポスドクとして働きはじめました。

大学院卒業から10年が経過しても、助教授の話もなく、他大学のポストも空きがなかったそうです。

彼はそろそろ一般企業への就職を考えています。

研究分野の物理工学は、大手企業でも事業を展開しているところも多く、就職活動は今のところ順調のようでした。頑張って欲しいです。

大学研究者として生きていくのは本当に難しいですね。

京都大学山中先生も、いつも講演などでは「任期付研究者が安定的に雇用できる制度を」とお話しされています。

大学側も、研究を支えるこれら若手研究者の処遇については、もっと真面目に考えねばならないと思います。

 

最後までお読みいただきありがとうございました!

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