[更新日:2019年6月29日]
こんばんは。
30歳で私大職員に転職したkenseeです。
このサイトでは、私大職員への転職を考えている方に向けた「転職のノウハウ」や「転職までの準備」などについて、ぼくの実体験をありのままに書いています。
この記事では、
「派遣やパートから大学職員(正社員)への採用はあり得るのか?」
について書いてみたいと思います。
自身が大学で働いて得られた情報や正直な感想、非常勤職員さんの仕事についても書いてみましたので、参考になれば嬉しいです!
大学での非常勤職員(契約・臨時)の仕事
大学では、とてもたくさんの職種の方が働いています。
正社員である専任職員から、パートや派遣である契約職員、臨時職員まで。
仕事内容は職種により異なりますが、基本的には調整業務など重たい仕事は専任職員がやることがほとんどなので、契約職員や臨時職員は補佐的な仕事(資料作成のサポート、印刷、発注など雑務一般)をすることが多いです。
(大学によっては、ほとんど専任職員と変わらない仕事をするところもあるみたい)
また、役職者(事務局長や部長など)の秘書は多くは臨時職員です。
部長が代わると、また新しい秘書が来ます。
非常勤職員の求人はあるの?
大学での非常勤職員の求人はかなり増えています。
というのも、私立大学職員の傾向として、専任職員の数を増やすというよりは、契約や臨時職員(非常勤職員)を増やして働き手をカバーするという流れがここ10年くらい変わっていません。
もちろん、新規採用や中途採用も一定数行いますが、やはり足りない分は非常勤職員で補います。
難しい業務で専任職員は手一杯なのですが、これ以上専任職員を増やすことができず、非常勤職員で「その場」をしのいでいる感のある大学もあります。
非常勤職員の多くは3年契約です。
転職サイトで検索してみると、
契約職員は月収18万〜20万円、臨時職員は時給1000円〜1500円
というところが多く見つかりました。
大手の大学になるほど高給になっているようです。
正社員(専任職員)への登用は?
最後に、今回の記事のテーマでもあります「ぶっちゃけ非常勤職員から正社員への登用ってあるの?」について、ぼくのこれまで大学職員として働いてみて感じたことや得た情報をもとに書きたいと思います。
ぶっちゃけ「可能性はほぼない≒ゼロ」でしょう。
(もちろん、大学によっては登用しているところもあるとは聞きますが…)
大学側は、非常勤職員は単なる「非常勤職員」としか見ていません。
正直なところ、本学では専任職員と仕事もきっちり区分けされていますし、
何より成果が求められるような仕事をさせてもらっていません。
よく言う「嘱託さんしか分からない仕事がある」という事態も、今の部署では全くないです。
やはり、公正に選考で採用されるケースがほとんどです。
ただ、非常勤職員として経験された方は、専任職員へチャレンジする場合はとてもメリットが多いと思います。
大学職員としての実務を経験しているわけですから、面接でもその経験から得たことの話ができます。
登用のことを期待してこの記事を読んでくださった方には期待に応えられず大変申し訳ありません…
ですが、非常勤職員として働いたメリットを存分に活かすために、あるいは大学での仕事を続けたい!という方は「専任職員への転職」に挑戦してみましょう!
*模擬面接で利用させてもらいました