大学職員の職種一覧/大学職員といってもこんなに種類がある!

[更新日:2020年9月8日]

大学職員と一言でいっても、
各大学などでのホームページをご覧になると分かりますが、

「○○職員の募集」「××職員の募集」・・・

色々な「職員」と名の付く募集が展開されていることがあります。

どれに応募すればいいんだよ! 種類が多くて呆れますよね(笑)

大学職員への転職を進める上で、これだけは知っておくべき大学職員の職種をまとめましたので、ぜひご覧ください。

ポイント
☑ 正社員を目指すなら「専任職員」 
☑ 特化した業務を担いたいなら「特定業務専門職員」「URA」 
☑ 子育てや家庭の合間にパートとして働くなら「契約職員・臨時職員」

 

 

専任職員


いわゆる通常の「正社員」です。

転職者が目指していく職種はこちらになります。
有給休暇やボーナスなど、給与面での待遇・福利厚生が当たり前に受けられるのは専任職員です。

また、一般企業と同様に、
担当者から始まり、係長(掛長)→課長→部長 などと昇任昇格していくのも特徴です。
それにつられてもちろん給与も上がっていきます。

そして、業務量が一番多いのも、残念ながらこの専任職員です。
法人全体の企画立案から、学生の窓口支援、教授会等の運営まで、守備範囲が最も広いです。

 

特定業務専門職員


あまり聞きなれないですが、業務は名称そのままです(笑)
特定業務に特化した職員ということで、こちらは各大学で事情が異なり、採用も不定期です。

例えば、こんな分野(特定業務)があります

・知的財産管理技能
・学芸員
・情報システム管理
・社会保険労務

いわゆる特定の資格や技能を有する専門職になります。

多くの場合、人事異動がなく、配属されれば辞めるまで同じ仕事に就きます。
また専門職ですが、無期雇用(≒終身雇用)ですので、資格をお持ちの方で、その技能を活かしたいという方はおススメです。
専任職員と同じく福利厚生やボーナスは保障されます。

 

URA(任期付高度専門職)


非常に「特定業務専門職員」と似ていますが、URAという職種があります。

URAは「University Research Administrator」の略で、研究活動の企画・マネジメント、研究成果の活用促進を支える仕事です。いわゆる研究者のサポートですね。

こちらは、特定業務専門職員と比べて、「任期付き」雇用である点が異なります。
多くの場合は、5年~10年といったところが多いです。

高度専門職と言うだけあって、修士以上と実務経験を求める場合が多いです。
給与は①②よりも多くもらえますので、こうした業務のスキルがある方にはおススメです。

 

契約職員(嘱託職員)


その名の通り、契約社員です。(うちの大学では嘱託職員と言います)

大学で働いてみると、フロア全体で女性が男性より多いなーと思います。(ぼくの大学では男女比で4:6くらい)

この男女比は以前記事にも書きましたが、女性が多いのはこの「契約職員」と次の「臨時職員」は女性が大半だから。

しかも、近年の大学は正社員だけでは対応できない業務が増えていたりと、契約職員がかなり増えています。

契約職員は、その名の通り契約で仕事内容が決まります。有期雇用(5年が多い)です。
有給休暇や福利厚生、給与面は、専任職員には及びませんが、保障されています。(基本給なども決まっているので安定。ボーナスももらえる

部署によりますが、残業がある契約職員も多いです。
ぼくの部署でも、19時くらいまで働く契約職員さんもいらっしゃいます…

仕事内容は、専任職員とあまり変わらないと思います。
責任が必要な仕事は専任職員、単純な事務作業や調整を契約職員がやるケースが多いです。

 

臨時職員


アルバイト、パートとして働く職員です。

基本的には、時給制で仕事をします。もちろん有期雇用です。
学生のアルバイトなども、一部の期間限定で受け入れている大学もあるようです。

ボーナスは出ません。福利厚生もかなり制限されます。

ただ、勤務時間などの融通が利くので、幼稚園の送迎などされるママが多いです。もちろん残業はないです。

事務作業としては、エクセルなどのデータ入力、資料の印刷など。あれこれ雑務をお願いされています。

 

 

いかがでしたでしょうか。
ご自身の最も相性のいい「職員」を選んで、転職にチャレンジしましょう!

大学によっては、契約や臨時の職員さんでも、経験とスキルにより専任職員へとレベルアップできるところもあるみたいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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