大学職員の仕事/教員の申請書の添削やってます

こんばんは。

今日はぼくの仕事の一部を紹介したいと思います。
以前、「産学連携」という仕事に触れました。
⭐️記事はこちら

ぼくは転職で大学職員になりましたが、以前までは、公務員として働いていました。
企業とのやりとりや、助成金の申請なども担当したことから、現在では、教員が文科省などに申請する申請書の添削を仰せつかったりしております…

ここでは、ぼくが添削する際のポイントを少し紹介したいと思います。

なお、(自慢ではないですが)これまでぼくが添削した申請はほぼ採択されています!
(ありがたいことに。まあ教員の提案が良いからに過ぎませんが)

ポイント
☑️ 相手が求めていることを書く(研究?産業?事業化?)
☑️ ストーリーを持たせる(論文ではない。流れる文章に)
☑️ 図表をたくさん使う

 

 

誰に何を伝えるのか(申請するのはどこか)


ここが一番指摘することが多い点です。

研究者の視点は、「自分の研究をさらに発展させたい」

一方で、

▶️文科省(科研費)
 アカデミアの視点から、さらなる基礎研究や応用研究を進めて国民に還元してほし

▶️経産省(企業連携型助成金)
 企業とうまく組んで、産業としての応用研究や技術課題の解決を進めてほしい

▶️厚労省(医療応用)
 医学的な視点から、応用研究を進めて、その成果を製薬企業との連携や、患者へ還元してほしい
(本学は医学系の学部もあり、近年設立されたAMEDの申請も増えています)

このように、まず相手が求めることに合わせて申請書を作らなければなりませんが、あまりにも「自分の研究の素晴らしさ」や「これまでやってきた成果」を長々と語る研究者が多すぎます。

文科省ならばまだマシですが、経産省や厚労省への補助金では完全に自慢だけでは通りませんので、まず、誰に何を訴えるのか、という点を最初にズバリと書くようアドバイスしています。

 

ストーリー性を持って書く。論文にならないよう注意


教員は、自身の研究成果を「論文」にまとめるという大きなミッションを持っています。

それは非常に重要なことですが、助成金の申請に論文の書き方は必要ありません。
(もちろん、これまでの成果としてどのような論文を書いたのかは求められます)

ダラダラと自身の研究成果をまるで論文のように書いてくる研究者もいます。

要は、
「今の社会的な課題として〜〜〜なことが求められている」
 ⇩
「そのために、当研究室では〜〜〜の研究を進めてきた。」
 ⇩
「その結果、〜〜〜の成果が見え始めたところ。」
 ⇩
「しかし、その課題も多く、例えば〜〜〜が課題」
(この課題は、それぞれどこに出す申請かで変わってきます)
 ⇩
「この助成金では、〜〜〜の研究を〜〜〜の成果を活かして進めていく」
 ⇩
「そうすることで、社会へいち早く〜〜〜という成果を還元できる」

のようなストーリー仕立てにすると非常にわかりやすく、流れて読むことができます。

各省庁の助成金の審査は、専門の外部有識者が審査しますが、
その分野に詳しくても、その技術や研究には詳しくないケースがほとんどです。

なぜこの研究を進めて、なぜ助成金が必要なのか、というストーリーを語るように書いて見ましょう。

 

図表は重要!1000字の文章より1つの図表!


ストーリー性と関連しますが、全て文字だけで申請書を埋めてくる教員もいます。

申請する公募要件に特段の縛りがなければ、どんどん図表を使ったほうがいいです。

というのも、審査する側は、何十、何百もの申請書に目を通します。

人間ですので、全部文字だけの読みにくい申請書がきたらどうでしょう。
ぼくなら読みませんね(笑)

研究成果を1000字で語るより、こんな良い数値が出たことを図表で表せば良いのです。

申請する際は、審査する側にも親切な申請書を心がけてください。

いかがでしたでしょうか。
大学職員の現役の方にも、読んでいただければ嬉しいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です