通過率100%の大学職員志望動機作成マニュアル!志望動機作成の3つのポイントを伝授!

[更新日:2020年9月1日]

「なぜ、大学職員になりたいのか」
「大学職員になってどんな仕事をしたいのか」

大学職員を本気で目指されている方でも、「大学職員の志望動機」はなかなかズバッと訴えかけるものを書くのは難しいですよね。

志望動機を書くのが難しいのは、現役大学事務職員から見てみると、以下の理由によるところが大きいと感じます。 

1 大学の特色がわかりにくい

2 大学職員の仕事がわかりにくい

3 大学職員に求められていることがわかりにくい

 

 

正直、ぼくが大学職員に転職活動をしていた時は、

「志望動機なんて、ホンネは楽で給料がよさそうだけど、それは書けないしなあ・・・」

と本当に悩みました。

だって大学職員の志望動機を書こうにも、情報が少なすぎるのです。

業界研究や大学の強みなど、何をどうやって調べたら良いかわかりませんでした。
当時はホームページを適当に見ることくらいしかできず、でもホームページを何となく見てもどの大学も同じようなことをやっているようにしか見えず…とても苦労しました。

また、大学職員にはどのような人材が求められているのか、もっと言うとどのような能力をアピールすればいいのかもわかりませんでした。

この記事では、ぼくのそんな経験から、上記3つの「わかりにくさ」に絞って、どうすれば情報が取れるのか、どうすればその大学が必要とする人材の「志望動機」が書けるのかをご紹介していきます。

この記事を見ていただければ、必ずその大学が求める志望動機を書くことができます!

また、ブログをご覧頂いた多くの方から、「具体的に大学の特性や民間経験をどう大学職員の志望動機に落とし込めばいいのか具体的に教えて欲しい!」というご要望が多かったので、「営業」「広報」「企画」「海外経験」「事務系」の5つの民間企業の仕事を例に、どのように大学職員の志望動機を作っていくべきかについて、大学職員に内定し実際入職した先輩や後輩の志望動機を元に、まさしく実践編として「通過率100%の大学職員志望動機作成マニュアル」もnoteで書きましたので、一気に仕上げたい方は必見です。

※随時アップデート中です。【2020年8月】1名分を追加しました!

このnoteで重視しているのは、「習うより慣れろ」です。

出来の良い(=内定まで獲得した)志望動機のカタチにまず「慣れる」ことができれば、ご自身の経験や得たことなどをあとはアレンジするだけで、かなり質の高い志望動機が出来上がるというものです。

大学職員の選考対策は、ドツボにはまればとんでもなく時間とコストが過ぎていきますので、最短で効率よく転職活動を進めるために、ぜひ一読してみてください!

これで良い志望動機が書けなかったらごめんなさい!くらいの気概で執筆しました!

 

 

大学の特色がわかりにくい


まず重要なポイントですが、「志望動機」を書くには「大学の強み」や「特徴」を知る必要があります。

例えば、以下のようなポイントで情報や大学ネタを探すことになります。

・大学が最も力を入れている分野や施策は?(理系?文系?)

・その分野で最も有名な教員は?(どのような研究成果があるか?)

・グローバル化に向けた取り組みは?

・学生にとって特色ある取り組みをしているか?具体的には?

・次の10年を大学はどのように見据えているか?

 

では、どこでこのような情報を取ればよいか。

答えは、大学の「オープンキャンパス」のページを見てください。

ここにアクセスするのは、「高校生」や「その保護者」です。いわゆるこれから大学に入ろうとする一番の「お客様」です。(言い方が悪くてすいません。)

こうした方への大学の説明を行うページですので、どの大学も一番力を入れて作成されています。

当然、「大学の特色」や「強み」は一番の営業トークになりますので、しっかりと記載されています。

例えば、「法政大学」のオープンキャンパスサイトに記載の学部紹介ページです。

かなりしっかりした内容で書かれています。

また、「理系学部の特徴」というページもあり、「大学の強み」をリサーチすることができます。

志望動機の書き方

❶大学の高校生向けページで、まず大学の「強み」や「特徴」を思いつくままに探す

❷その中で、自分の特性や強みとマッチしそうなテーマを選ぶ
 (自身のこれまでの経験や強みが活かせそうなテーマにする!
 (自分の特性⇨大学の特徴と逆パターン(❶と❷が逆)でもOKです)

選んだテーマで、自分がどのような役割で貢献するのか、どのような仕事をしたいのか書く
(大学・教員・学生を支える、企画立案する、学生や教員に寄り添うなど)

 

(2つエッセンスをお示ししてみます。)

【○○大学は、他の大学に先駆けて~~~という取り組みを進めている】

【この取り組みは~~~の点で優れており、他にはない。ここでしかできない

【自分は△△△の強みがあり、この取り組みを~~~の点で自身の強みを活かせる

【だから○○大学の職員を志望した】

【○○大学は、20××年に生命科学部(仮)を新設予定】

【昨今、理系人材特にライフサイエンスの専門人材のニーズが高まる中、特に〜〜のような取組が一層求められる

【学部新設に伴う社会や地域とのさらなる連携には、〜〜のノウハウを持った人材が必要だと考える】

【自分には前職において〜〜の強み・経験があり、この長所を〜〜の仕事において活かしたい

【だから大学職員を志望した】

上はすでにやっている取り組みに共感し、自身の経験や強みが活かせるというものと、下はこれからの取り組みに対して求められる取り組みや人材を挙げて、自身の経験や強みがマッチしている点を伝えるものです。

書きやすいのは上のパターンだと思いますが、どちらでも書きやすい方でチャレンジしてみてください。

 

 

 

大学職員の仕事がわかりにくい


大学職員がどのような仕事をしているのか、正直イメージしにくいですよね。

「学生や教員の相手?」「企業との窓口?」

うん、合っていますが、志望動機を書く際はもっと仕事を具体的にイメージする必要があります。

大学の仕事をリサーチする方法としては2つあります。

ひとつは、各大学のリクルートページにある「先輩職員の声」のページを見てみましょう。

例えば、東京女子大学はこんな感じ

働いている職員の生の声(PR用?笑)も見ることができます。また、職員が「大学を選んだ理由」も書かれている場合もあるので、参考にできると思います。

 

2つめは、大学の策定する中期プランなどを例にしてみましょう。

大学では、ここ数年で力を入れていく分野に特に絞って、中期計画やプランなるものを作っています。

例えば、こちらは立命館大学の中期プランです。

要するに、立命館大学の2020年に向けた姿(将来の大学の目標)を記載したものです。

例えば、その中の「基本指針」では、「知の創造拠点の形成」という項目があります。

『アジアを中心に世界各地から研究者が集い、グローバルな課題の解決に向けて、自然科学・人文科学・社会科学各分野の発展や学際的研究、国際共同研究、大学院生の育成と連動した研究活動などを積極的に推進する知の創造拠点を形成します。そして、最先端の研究成果に触れることで、学生・生徒・児童が知的好奇心や幅広い教養、知識を育んでいく学園をめざします。』

と記載されています。

つまり、この方針・目標に従って大学は進んでいきますよ、としたものですので、この方針に従って「こんな仕事がしたい」という観点で書けば十分立派な志望動機になります。

上記の「知の創造拠点の形成」というテーマでは、例えばこのような志望動機が書けますね。

「立命館大学は、R2020において、グローバルな課題の解決に向けた自然科学・人文科学・社会科学等の融合的発展研究や、学生のさらなる学びの創造拠点の形成を進めておられ、そのような特色ある取組に強く惹かれました」

 ▶︎大学職員の仕事まとめ

【完全版】これが大学職員の仕事だ!大学職員の仕事がイメージできる6つの仕事紹介(まとめ)

 

大学職員に求められていることがわかりにくい


これは意外に盲点かもしれません。

各大学が求める大学職員の人材は、じつは微妙に異なります

例えば、立命館大学の「求める人材」。各大学のリクルートページに記載されています。

1. 本学園の理念に共感し、実現に向け自律的に行動できる方

2. 環境の変化をすばやく捉え、前例なき課題にも柔軟に挑戦できる方

3. 多様性を尊重し、本学園のあらゆるステイクホルダーと協働できる方

4. 教育・研究に従事する者としての倫理観と責任感を有する方

 

一方で、「近畿大学」です。

近大をぶっ壊す、”近大革命を通じて日本の教育業界を変革するのだ”という気概のある方

 

こんなに違いうのかというレベルですが(笑)

大学職員の志望動機を書く際は、職員の募集要項に必ず書いてある「求める人材」をしっかり頭に入れて、できればそれを踏まえる形にしてください。

 

いかがでしたか。

志望動機の「作り方」と「情報の取り方」は非常に重要です。

ぜひ参考になれば嬉しいです!

⭐️大学職員へ最短で転職する方法はこちらから。

 

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