大学職員の面接で転職組が絶対に聞かれる質問シリーズ「大学職員としてどんな仕事がしたいのか?」

「大学職員としてどんな仕事がしたいですか?」

大学職員の面接をいくつか受けたぼくですが、ほぼ全ての大学で質問があったテーマです。

特に、ぼくたち転職組は、いわば「即戦力」として期待されているだけに、この質問にはしっかり準備して、面接官の印象をグッと惹きつけたいところです。

以前、「志望動機」に関してはこちらの記事でも触れましたが、志望動機を作っていくパターンと同じような作り方になります。

どのように情報収集をして、どのように答えていくべきか、ご紹介しますのでぜひ参考にしてみてください。

 

 

大学側が聞きたいこと


まずは大学側が何を聞いているのか、その本質を考えていきましょう。

大学職員としてどのような仕事がしたいか」という質問は、

① 大学職員の仕事を理解しているか(調べてきたか)

② 担ってみたい仕事を選んだ理由

③ 自分がその業務にどのように貢献するのか

 

この3つが聞かれていると思ってください。

ひとつの質問でこんなにも確認できることがあるとは、大学側にとってはメリットの多い質問です。

では、項目別に見ていきましょう。

 
 

大学職員の仕事を理解しているか(調べてきたか)


大学職員という仕事は「特殊」です。

どんな仕事なのか情報が少ないし、大学によっても特色が違います。

こうした特殊事情を理解し、かつ大学職員としての仕事をどれだけ理解してきているかを答えていきます。

では、それらの「仕事の特殊性」とは何か。

こちらは、以前「大学が欲しいと思う人材の3つの特徴」でも書きましたが、

☑大学職員の仕事は裏方仕事が基本。でも時には企画立案系の仕事もある
☑️主体的な仕事は少ないが、常にアンテナを張って情報収集する必要あり
☑️マルチタスク能力が必要

この3点を意識しておきましょう。

その上で、ご自身で志望する大学のホームページなどで「大学の特色」を見つけましょう。

そんな作業している時間はない!という声も聞こえてきそうですが、絶対に自分で手を動かして作業をしないと情報が頭に残りませんし、適当にコピーした言葉では面接官には響きません。

しかも、大変な作業ではありません!

大学の「オープンキャンパス」のページを見るだけです。

こちらは、受験を考えている高校生や保護者に向けたページで、どの大学もとても良く作られていますし、何より特色がわかりやすいです。

こうしたページを参考に、「大学が力を入れている仕事」を見つけましょう。

それは、大学のオリジナルな特色であり、大学職員にとっては特色ある仕事です。その大学でしかできない仕事であるので、「大学職員としてこの仕事がしたい!」と言うのにはピッタリです。

そのほか、大学の策定する中期プランなども参考になります。

こちらも、大学がここ数年で力を入れていく分野に特に絞って、中期計画やプランなるものを作っていますので、特色ある仕事が見つけられます。

 

担ってみたい仕事を選んだ理由


上記で、「大学職員としてこの仕事がしたい」というものが見つかれば、大学側としては「なぜその仕事がしたいのか?」という思いを持つでしょう。

例えば、「大学の国際化に関する仕事」とか「学生の就職や学びのキャリア教育の充実」などがしたいと言えば、大学側はなぜそれがしたいのか?と思います。

つまり、あなたがなぜその仕事がしたいのかを選んだ理由を伝える必要があります

その理由はとても簡単です。一言で「自分のスキルや経験が活かせるから」というワケを伝えましょう。

例えば、国際化に関する仕事であれば、海外勤務経験や外国人と働いたことがあり、その経験を活かしたいとかです。

 

自分がその業務にどのように貢献するのか


最後に、自分がその業務にどのような貢献ができるのかを言いましょう。

その際は、一番初めにお伝えした「大学が欲しいと思う人材の3つの特徴」を踏まえて

・大学・教員・学生を支える

・企画立案する

・学生や教員に寄り添う

などの自分の役目を伝えることができると良いかと思います。

 

参考例としてひとつ示してみたいと思います。

Q.あなたは◉◉大学職員として、どのような仕事がしたいですか?
A.前職で「国際会議の企画運営」に携わっていました。様々な国の代表者の利害関係を調整したり、事務的な後方支援などの「裏方業務」をこなしていた経験から、貴学(御学)では、「留学生支援」や「学生のグローバル活動」の支援に携わりたいと思っています。特に貴学(御学)では、留学生数を今後◉年で2倍にするというチャレンジングな目標を打ち出しておられます。自身の強みを最大限に活かして、この目標達成に必ず貢献できる人材となりたく思っています。

 

参考になれば嬉しいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

 

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