女子大の大学職員の選考を受ける方も多いと思います。
男子大学はぼくの知る限り思い浮かびませんが、女子大学は全国的にも多いですし、国公立を含めて大手の女子大学も存在します。
今日は、「男性が女子大学の職員を受ける際に注意すること」について書きたいと思います。
なぜ、このようなテーマでブログを書くのかというと、
新卒の方も含めてブログをご覧いただいた方から様々なご質問を日々いただくのですが、意外にも「性別」を気にされる方が多いことがわかりました。
男性→女子大学を受けるのだが、男性でも大丈夫か?
女性→(工業大学など)男性が多い大学を受けたいのだが、女性でも大丈夫か?
これまでぼくがお受けしたご質問は、この2パターンが多いです。
結論からいうと、「全く気にしなくてOK」だとぼくは考えています。
性別での入試問題などもあってか、大学は少なからずこれまで以上に性別についてシビアになっていると感じます。
職員採用の選考で評価されるのは、「働きたい意欲」であったり、前職を含む「これまでの経験」であったりで、性別は関係ありません。
実際に、女子大に勤務する友人にも聞いてみましたので、そのあたりの事実も書きたいと思います!
この質問にモヤモヤしている方がスッキリできる内容でありますように。
職員数の差はあるのか?
いくつかの大学職員の男女比を調べてみました。
男性職員数 | 女性職員数 | 備考 | |
日本女子大学 | 67 | 100 | 2018年 |
同志社女子大学 | 55 | 200※ | 2018年 ※有期雇用者175名 |
梅花女子大学 | 23 | 25 | 2018年 |
東京工業大学 | 252 | 235 | 2017年 |
全ての事例を調べた訳ではないのですが、上記を見る限り男女別による差はあまりないと考えて良さそうです。
(同志社女子大学の例は、有期雇用を含んでいます。バイト/パートさんは一般的に女性が多いです)
性別は気にしなくてOK。では働きやすさは?
性別は気にしなくても良いことがわかりましたが、では実際の働きやすさはどうなのでしょうか。
女子大に勤務している友人(男性)に話を聞きましたところ、注意点を教えてくれました。
☑️ 女子大は組織が小さい(学部が少ない大学が多い)ので、すぐに職員同士が顔見知りになる(良くも悪くも)
☑️ 「男性だから」という理由でやらされる仕事は基本的にないが、力仕事は基本的にかり出される
☑️ 大学個々の事情によるが、女性教員や女性役員が強い大学だと、女性/男性問わず職員に厳しい指示があることも…?
最後は、大学以外でもよくありがちですね。女性経営者は一般的に鋭いです。
「やりたい事がこの大学だから」で何が悪い?
結局、男性か女性かというのではなく、「なぜこの大学なのか」という説明ができれば問題ありません。
男性が女子大学を受ける理由がきちんと説明できれば全く問題ないということです。
「建学の精神」「大学運営」「マスタープラン」などをよく調べて、この仕事がしたい!というものを明確に示しましょう。
例えば、女子大学であれば、福祉関係、食・栄養関係、医療関係など特有の学部がある大学が多いです。
そうした大学の特徴と、自分の強みや経験をうまく繋ぎ合わせることができれば、全く問題ありません。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。