【完全版】大学にも倒産はある!?大学職員に転職する前に気をつけておくべき大学のリスク

[更新日:2019年6月19日]

こんばんは。

30歳で私大職員に転職したkenseeです。

このブログでは、私大職員への転職を考えている方に向けた「転職のノウハウ」や「転職までの準備」などについて、ぼくの実体験をありのままに書いています。

今日で1月も終わりですね。早いです。大学も人事異動があります。残すところあと2ヶ月。頑張りましょう!

さて今日は、「大学職員に転職する前に気をつけておくべき大学のリスク」について、まとめたいと思います。

これまでいくつかの記事で「大学のリスク」について触れた記事を書きました。

経営的な問題のある大学や、学生を集めるに苦労している大学など、課題を抱える大学は様々ありますが、転職する前にしっかりとこれらのリスクを分析した上で、大学を選んだ方が良いと思います。

年収1,000万円。休み取り放題。仕事も楽」というイメージでどこでもいいから大学職員に転職しよう!と転職活動をしてしまうと、後で辛い思いをしてしまうかもしれません。

本当に良い大学」をしっかり見極めるために、転職に際して身につけておくべき「大学の見分け方」について書きたいと思います。

 

 

「学生(入学定員)充足率」が80%を切っていないか


まずは、「きちんと学生が集められているか」をチェックしましょう。

この数字は、簡単に計算できますので覚えておくと良いかもしれません。

学生充足率 = 入学者 ÷入学定員
(入学者数や定員は各大学HPで確認できるので、転職を目指す大学の「学生充足率」を計算してみましょう)

通常は1倍を切ると「定員割れ」です。

また、近年の文科省制度により、定員8000人超の大規模大学は、学生充足率を1.1倍「以下」となるようにしなければ、私学助成金が減額あるいは不交付(ゼロ)になるなど、バランス維持が求められています。

なお、学生充足率が100%未満の大学は229校(全体に占める割合は39.4%)もあることからもわかるように、「学生をうまく集められている大学」と「集められず苦労している大学」の二極化が進んでいるように思います。

 

「留学生」で定員割れを補充していないか


残念ながら、日本人学生の定員割れを「留学生」で補う悪質な大学もあるので注意が必要です。

「教育」目的なのか、「出稼ぎ」目的なのか曖昧な若者を「留学生」として引っ張ってくる大学に未来はないと思います。

上記の「学生充足率」に加えて、「留学生が急激に増えていないか」「留学生の現員が入学者数に比べて大きく減少していないか」などの観点から、ホームページでもこれらの情報をとるようにしましょう。

 ⭐️【あわせて読みたい】良い大学の見分け方とは?

大学職員の年収に左右されない本当に”強い”大学の選び方とは?大学職員に転職する際に気をつけたい「良い大学と悪い大学の見分け方」

 

 

 

「問題のある法人」への転職は避けるべき


これまで倒産した学校法人も実はあります。

例えば、群馬県高崎市の「創造学園大学」や「高崎医療技術福祉専門学校」などを運営していた「学校法人堀越学園」が、2013年度末に文科省から解散命令を受けて解散しました。

解散の理由は様々ありますが、学生が集められなかったことによって

・財務書類の虚偽記載
・経営悪化に伴う賃金の未払い
・税金の滞納

などを繰り返し、文科省からの改善勧告にも対応案を示さなかったという、悪意に満ちた法人でした。解散はある意味「妥当」だと思います。

こうした「悪質な」法人はどうやって見分ければ良いのでしょうか。

例えば、文科省ホームページには
大学等設置に係る寄附行為(変更)認可後の財政状況及び 施設等整備状況調査結果について』という資料が公表されています。

これは、学部の増設や、大学新設を行なった際に、法人がその運営を計画通りきちんと進めることができているかを文科省がチェックし公表しているものです。

このページをご覧いただければわかると思いますが、意外にも「特になし」(きちんと運営できている)という大学が少ないことがわかります。

もちろん、こうした小さな指摘事項が、すぐに「倒産」に直結する話ではありませんが、こうした運営上のリスクは、大学が抱えている課題であり、放っておけば問題が大きくなり倒産リスクとなることは言うまでもありません。

こうした小さなリスクも自分なりに分析できれば、面接のネタにもできるかと思います。

  ⭐️【あわせて読みたい】大学職員への転職で気をつけておくべきリスク

実は危険な大学も多い?!大学職員に転職する際気をつけておく「リスク」とは?

 

 

 

経営は安定しているか


あとはやっぱり「経営指標」は見ておきたいところですね。

経常収支」の差額を見ることで、大学の経営が良いのか悪いのかを知ることができます。

経常とは、「通常は」とか「いつもの場合」などの意味で、いわばその大学法人が「通常は」儲けがあるのか、ないのかを示す数字になります。

例えば、慶應義塾大学の例(平成27年度決算)では経常収支差額が91億7千万円の黒字となっています。(決算資料はこちら

 

学生にとって魅力があるか


最後は「学生が満足して大学生活を送っているか」というところを見ておきたいところです。

ご自身の出身大学であれば大学の雰囲気や、活動もご覧になる機会もあると思いますが、

例えば、「高校生に選ばれる大学力」があるか、という点で言えば、高校生の進路選択で、社会情勢が変わる中でも、受験生に選ばれ続けている大学は「強みがある」と言えそうです。

また、「大学の就職率」などでも表されるように、就職の「満足度」が高い大学は、学生から選ばれる大学です。

  ⭐️【あわせて読みたい】選ばれる大学の強みとは?

これからの少子化時代をどう乗り越える?競争力のある大学の本当の「強み」とは

 

 

参考になれば嬉しいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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