大学職員になるには?こんな人が受かる!3つの特徴と対策方法

[更新日:2020年12月25日]

こんばんは。
今日はついに!人事・採用を経験した私立大学職員Y君(詳細はプロフィールを参照)に登場してもらって「大学職員に採用されるための3つの特徴と対策」について語ってもらいます!

 

こんばんは。今は関東の私立大学で職員をしていますYです。
ここでは,私が職員採用を経験した4年間で得た「採用される方の3つの特徴」と「その対策」について,書いてみました!ぜひご参考に!

 

大学職員の仕事を理解しているか


最も重要なポイントです。

大学職員の仕事は,「政治家と官僚」の関係に似ていると思います。
つまり,政治家=教員(教授),官僚=大学職員 です。

大学職員は教員のために,スケジュール調整,資料の印刷,企業との仲介,役員会議など様々な裏方業務をこなします。最終決定権はほとんどが教員にあります。

面接では,大学職員の特性を理解しているか,もっと言えば,大学職員個々の能力やこれまでの実績より,「大学職員としての”裏方”という仕事をきちんと理解して「適応」できるか」というところに重きを置いています。

「僕はこれができます!過去にこのような仕事で輝かしい実績を残してきました!」と面接でおっしゃる方が大勢いますが,正直なところ
これまでの実績よりは,大学職員の仕事をきちんと理解して,その能力をどのように活かすのかというところに重きを置いてPRしてください。
つまり、
「大学職員の仕事内容は〜〜なので,自分は(教員のサポート役という)大学職員に〜〜の点で向いてる」ということがシンプルに伝われば採用されます。
そのため,
「大学職員の仕事内容」→仕事研究
「教育分野の最新動向」→業界研究
を怠らずに最低限やりましょう!

 

 

非公開情報へアクセスできたか


大学職員は,特に私立大学の中途採用の求人情報がオープンになりません

これは実際に採用を担当していた者としての立場から言うと,もちろん(新採など)オープン(公募)で求人を出す場合もありますが,実際のところ中途採用は非公開求人で採用するケースがほとんどです。大手の大学では公募で進める大学ももちろんありますが、公募と非公開を併用している大学もあります。
大学職員という職業が,「楽で給料もいい」というイメージがついてしまっており,民間企業に勤務している方からも大変多くエントリーシートを頂くことになるので,通常の選考で進めてしまうと大学の事務能力では処理しきれません。

例えば,関西大学の例では,今年2018年の採用で18名の枠に対して776名の応募がありました。大手大学になれば通常は1,000名を超えるエントリーがあります。

そのため,5年ほど前から大学の求人は非公開にするケースが多くなってきました。
では,非公開求人情報をどうやって取ればいいのでしょうか。

答えは1つです。

「転職エージェント」を活用してください。

これは,実際に本学も活用しているエージェントになります。

エージェントの質が高く,それらを通じて紹介された案件は,おのずと面接でも良い評価を得られていると思います。

大手では,言わずと知れた
⭐️リクルート

⭐️マイナビ
が有名ですが,私が好感を持っているのは以下のエージェントです。
(やはり人事は「人」の仕事ですから、仕事しやすい方と仕事したいです)

 

⭐️DODA
  
*とにかく取扱案件数が本当に多いです。
*大手大学だけでなく、中規模・小規模大学にも対応してくれます
*最近の本学採用者で最も利用が多いエージェント

 

⭐️パソナ


*エージェントの対応がとにかく良い
*平日・土曜日は日中だけでなく夜間も面談してくれる
*女性の転職支援に強い

 

⭐️DYM就職

*中堅のエージェントですが、第二新卒に特化したエージェントです
*大手+αの1つとして登録されると良い
*フリーターでも登録可能で、手厚いサポートがあります

※とりあえず情報が欲しいという方は、大手リクルートの転職サイトに登録してみてください。

この5つで十分カバーできます。
ここで注意すべきは,必ず1つ以上のエージェントに登録することをお勧めします。
(1つだと情報の網羅が弱いのと,客観的な視野で転職活動が進められません)
エージェントを活用すると,「提出書類のチェック」「面接サポート」などが受けられますので、お勧めです。

⭐️エージェントを活用してみた結果はこちらの記事にまとめました。

 

大学が置かれている現状を理解できているか


大学職員という職務において「大学の立ち位置」は必要な視点になります。

大学職員は,「安定で高収入」というのは事実なのですが,10年後,20年後はどうなるでしょうか。少子化が歯止めがかからない現状で,大学の経営は大きな転換期を迎えることになるのは言うまでもありません。

なぜならば,ほとんどの私立大学が収入の半分以上を学生からの「学費」に頼っているので,少子化によって学生が確保できないことになれば,経営に直結する話になります。
このため,各大学では様々な取り組みを行って「学費」以外の収入源を確保するに必死です。それは例えば、
・企業との共同研究費
・卒業生からの寄付金
・国の研究費(競争的資金)
などがあげられますが,少子化による収入減というマイナス面をしっかり理解しつつ,こうした取り組みで前向きに解決しようとする姿勢を面接では評価しています。

上記以外にも,その方法はたくさんありますが,困難な環境でもしっかり「適応」できるということを面接では評価されます。

 

まとめ


ここからは管理人にバトンタッチします。

以上、Y君の話をまとめると次の2点が特に重要ですね。

 

⭐️大学職員の仕事内容を理解する

⭐️転職エージェントを活用して、非公開情報を取りに行く

 

実際に人事を担当しているY君の言葉は重い・・・

また大学職員の採用側の内情を話してもらいたいと思います。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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